ニーズとウォンツの違いと考え方

YouTubeで自分のチャンネルを運営する上でターゲット(ペルソナ)は誰なのか?考える必要があります。

しかし、それだけではチャンネルは伸びません。

YouTubeは「ビジネス」と言われるくらいなのでビジネスを理解する必要があります。

そこで覚えておいて欲しいことは、

ビジネスとは、顧客のニーズ(困り事)を把握し、顧客のウォンツ(欲しい)を高めること

ということです。

つまり、ターゲット(ペルソナ)だけではなく視聴者の悩みと求めていることの「ニーズとウォンツ」を把握する必要があります。

そこで、今回はマーケティングの基本である「ニーズとウォンツの違い」と「考え方」についてお話ししていきます。

目次

ニーズとウォンツの違い

まずは「ニーズ」と「ウォンツ」の違いについてお話ししていきます。

【ニーズとは?】

ニーズというのは、何か変化が起きるから困りごとが発生し、必要性が生まれた状態。つまり、

顧客が解決したい困りごと です。

例えば、

本棚を作るから板に穴を開けたいなぁ

髪の毛が伸びてきたからそろそろ切りたいなぁ

冬になって寒くなってきたし、何か服が欲しい

パソコンが重くなってきたからなんとかしたい

夕飯の材料がないなぁどうしよう?なんとかしたいなぁ

など、ざっくりとした抽象的な困りごとが発生し、それらを認識したらそれが顧客、視聴者のニーズです。

そして、既存の市場では顧客、視聴者が多くの情報を持っているので、ニーズがさらに細分化していきます。

例えば、冬に寒いからと服を買う人が、「体が温まる」という機能だけでは買いません。

今までの購入での失敗などの経験から「すぐに温まる」「薄くて軽い、そして温かい」などの詳細なニーズが発生します。

【ウォンツとは?】

上記での困りごとに対して具体的な解決策を知り、「欲しい」と思ったらそれがウォンツ状態になります。つまり、

具体的にほしい解決策 です。

例えば、

板に穴を開けるにはドリルが必要だ。ドリルを買いに行こう

髪の毛を切るには美容院へ行こう

服を買うにはユニクロへ行ってヒートテックを買おう

パソコンの速度を上げるためにメモリ購入して増やそ

夕飯の用意をするために野菜と肉を買おう

となって、ようやくウォンツが理解され、商品の購入に至ります。

しかし、顧客、視聴者が情報として「ヒートテックで体は温まる。それは自分でも着こなせるもので、お店(ユニクロ)で買えるもので、自分が買える価格だ」ということを知らなければ、「ヒートテックが欲しい」というウォンツには至りません。

ヒートテックで解決できることを知らない相手がいた場合には、「これで解決できますよ」と伝え、その情報を信用してもらうことで、はじめてウォンツが高まります。

つまり、レビュー動画を作るのであれば、これらを伝える必要があるということです。

ニーズがあっても、さらに細かなウォンツが高まらなければ購買行動は起きません。

これらをまとめると、

ニーズ」とは漠然とした必要性であり、「ウォンツ」とは明確な解決策への欲求のことです。

ニーズとウォンツの考え方

ニーズがあって初めてウォンツが生まれるのですが、逆の「この商品が欲しい」というウォンツがあれば、それは「需要がある」と考えられるかと言えば違います。

例えば、多くの人は高級車が欲しいとは思っていても、購入するまでに至りません。
欲しいと思っていることが需要なのではなく「買いたい人が、買いたい価格で買える状態」などの理由がなければ需要にはなりません。

次に、ニーズを分析して把握する方法についてお話しします。

顧客、視聴者ニーズを分析して把握する方法

自分のチャンネル・動画の顧客、視聴者のニーズを実際に分析し、把握するにはどうすればいいんだろう?

という疑問が浮かびますよね。

そこで「本当のニーズ」がわからない時に行う方法をお伝えします。

それは、ウォンツから「なぜ」を使って掘り下げるという方法です。

そうすると「本当のニーズ」が見えてきます。

ですので、これ以上掘り下がらないところまで掘り下げてみましょう。

例えば、「なぜ服が必要なのですか?」

「新しい服が欲しかったから」

「なぜ新しい服が必要なのですか?」

「古い服がイマイチだから」

「何が良くないのですか?」

「着心地や柄かな?」

「着心地や柄が悪かったから新しい服を買ったんですね?」

このように、「なぜ?なぜ?なぜ?」
と、掘り下げていくことが基本です。

こうやって掘り下げてくると「服が欲しい」のではなく「着心地や柄が気に入らなくて変えたかった」というニーズが明確になってきます。

これは何人もの人に質問した場合、この回答が多くを占めていれば、そのニーズをもとに商品の改良が考えられるはずです。

常に「この商品(動画)は一体、顧客(視聴者)の何を解決しているのだろうか?」を考えるようにしましょう。

そして、自分の商品を作った場合、どうすれば購入してくれるのか?

売るためには、ニーズを把握し、ウォンツを高める必要があります。

ニーズを把握して、ウォンツを高めるにはどうすればいいのか?

顧客・視聴者ニーズ(問題)がわかったから「よかった。」で終わっては意味がありません。

そのニーズ(問題)と解決策(商品)を一致させることが大事です。

そして、その課題を解決するための情報提供と、その情報を信じてもらうための情報(顧客の実績や感想、証拠となる情報)を集めて提供しましょう。

「商品を売る」のではなく、「顧客・視聴者の課題を知り、その解決策を提供する」ということがビジネスです。

つまり、自分の商品が顧客にとってどんな時に必要になるのか?
何を解決したくて見ているのか?買っているのか?

理解しなければなりません。

そして、本質を言えば人は「商品を買うのではなく解決策を買う」ということに繋がりますので覚えておきましょう。

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