今回は、知っておかないと途中で挫折してしまう「成長曲線」についてのお話しです。
結論からお話しすると、成長曲線を知っていると
・心理的余裕が生まれる
・何事も成果が目に見えるまでには時間がかかる
という事がわかり、モチベーションに大きな差が出ます。
ですので、なかなか結果が出ないという方は特にしっかりと読み進めてください。
早速ですが、あなたは、人間が何かを学んだり始めるとき、どんな線を描いて成長していくと思いますか?
え?普通に右肩上がり・・・?
理想のイメージはそうですよね。
ではこちらのグラフを見てください。
どの線が、実際に人が努力や継続することで成長していく線だと思いますか?
どんな線を描いて成長していくのか?
答えの成長線はこのグラフの下の赤い線です。
このことをしっかり理解してビジネスを始めないと途中で挫折することになり、しかも、それまでの努力が無駄に終わります。
努力が無駄になって終わってしまう理由は、努力の継続は、物事の小さな積み上げでできているからなんですね。
つまり、知識も技術も常に綺麗な右肩上がりを描くことはほとんどなく、赤い線のように積み上げてきたものがいきなり成長するんです。
例えば、今までにこんな経験はないですか?
あれ?いつの間にかできるようになってる…
あれ?前はできなかったのによく考えたら当たり前のようにやってた…
この経験がまさに赤い線の成長曲線になります。
自転車も最初は乗れませんが、練習しているといきなり乗れるようになり一気にコツを掴みます。
料理も、最初は包丁が使えなかったのに、練習し続けていると手に馴染んで来て、いきなり手を動かすように使えるようになります。
でも、大体の人は途中で先が見えず諦めてしまうため、このような線になります。
一度でも経験していれば、
もう少し頑張れば結果がついてくる!
と思えるのですが、一度も経験していないと途中で諦めてしまい、なかなか手が進まなくなって、この赤い線のようになります。
例えば、僕が
ここを修正した方がいいです
と伝えて、その通りにしてもあまり改善が見られなかったとしましょう。
その時に、
言われた通りにやったのに変わんねぇじゃん。
と思うかもしれません。
でも、これは失敗ではなくて、いくつもある仮説のうちの一つを検証です。
数字に現れるかどうかを地道に見ていく作業なので、お伝えしたことをすぐに実行して欲しいんですよね。
で、この検証の数が多ければ多いほど早く正解にたどり着きます。
そして、その「仮説」「検証」「分析」「実行」のプロセスの流れがだんだんわかってきて自分でもできるようになります。
例えば、僕が1ヶ月に10回改善するべきことを伝えたとします。
でも、実際にあなたが改善したのは3回だけだったらどうなると思いますか?
同じ1ヶ月でも本来であれば10回あった「仮説」「検証」「分析」「実行」のプロセスの流れを知ることができたチャンスをたったの3回で終わらせてしまったわけです。
1ヶ月という期間で、
10回の成長
3回の成長
誰がどう見ても10回のチャンスを活かした方がいいのはわかりますよね。
しかも、この時間はもう二度と帰ってきません。
人生は一方通行で、時間は止まらないので7回のチャンスはもう2度と無いという事です。
なので、どれだけ時間が大切か、なかなかできない方はもう一度考え直した方がいいです。
積み上げた数が早く多ければ成長スピードも早い事がわかるはずです。
毎回、積み上げて成長できるチャンスがあるのに、自分でそのチャンスを見逃している状態ですからね。
野球で例えるなら、
せっかく打席に立つチャンスが来たのにバットを振らず見逃し三振をするか
当たるかもしれない!というチャンスを掴もうとバットを振るか
この2択です。
ですが、後者の精度を上げるためにプロ野球選手は何をしていますか?
毎日、本番を想定した素振りですよね?
ビジネスも同じです。
売れる商品に共通していることは何か?
それをどうすれば売れるのか?
どうすればレビューをしてくれるのか?
どうすれば高評価を得られるのか?
どうすればシェアして広めてくれるのか?
など、売れるために必要なことを常に考えて1つ1つ検証して試していき、自分の商品に合った理想的なパターンを探す必要があります。
そうすると、最終的には今までの検証から見つけ出した成功事例部分だけが残り、必然と成功するための要素が増えていきます。
結果、その成功プロセスが身についたときに一気に成長が加速するというわけです。
ですが、途中で疎かにすれば、一気に成長するチャンスはなかなか訪れません。
まとめ
今回は「成長曲線を理解しておかないと途中で挫折してしまう」というお話をしました。
どうしても、理想と現実は違うので途中で嫌になって諦めてしまいがちですが、実際は積み重ねをしていけばだんだん考えることや作業にも慣れていき弧を描いて成長していくのでこの成長曲線を理解しておきましょう。
あとは、過ぎた時間は二度と帰ってこない事。
そして、帰ってこないからと言って余計に落ち込まない事。
落ち込んでも仕方ないです。
落ち込んで、さらに時間を無駄にするのか・・・
それとも、そこで踏ん張って取り戻そうと努力✖︎継続をするのか。
これは自分の気持ち次第です。
今回のお話を常に意識して取り組んでください。
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