質問力を身につける方法と人が喜ぶ質問の仕方(疑問と質問の違い)

ここでは、質問力を身につける方法をお話しします。

質問力を身につけると「あなたが今、本当に必要な答え」がもらえるようになります。

結論からお話しすると「疑問」ではなく質問ができるようになりましょう!と言うことです。

そこで、まずは「疑問」と「質問」の違いについて知っておきましょう。

目次

疑問と質問の違い

【疑問】とは?
「ん?」と何か物事に対して引っ掛かりを感じている状態

【質問】とは?
具体性があり、物事を解決に導く行為

つまり、「疑問」とは漠然とした問いで、自分が具体的に何を知りたいのかわからない状態です。

【疑問】の例1

物事に対して具体的ではなく、漠然としている問いなので、例えば…

YouTubeは稼げますか?

YouTubeで稼ぐには何をすれば良いですか?

クリック率ってなんですか?

このような問いが「疑問」です。

このような疑問を投げかけられると

稼げます

チャンネル作ってください

表示回数に対するクリック数の割合です

としか言えなくなります。
これ以上言うことがなくなるんです。

問いかけた本人も

稼げる人が稼げると言ったからそうなのかぁ…

となって、結局何も行動に結びつきません。

疑問がさらに疑問を生みます。

【疑問】の例2

YouTubeの視聴者維持率が低いんですがどうすればいいでしょうか?
アドバイスいただけますか?

何がダメなのか?

これも「物事に対して何かの引っ掛かりを感じている状態」であり、回答する側からすれば「」を具体的に知りたいのかがはっきりわかりません。

ですので、極論言ってしまうと

改善するしかありません

としか言えなくなります。

もし回答したとしても、アドバイスすることがアレもコレもあった場合、膨大な量の返事をしないといけません。

そうなると処理しきれず、ほとんどの人は嫌になります。

聞いた側も

なるほど、改善すれば良いのか…

となった後に、

・・・あれ?改善ってどう改善すれば良いのだろう?

と、例1と同様に「疑問」が「疑問」を呼んでしっくりこない状態になります。

そして、

どのように、どこを改善すればいいですか?

と続いていくと思いますが、これでは、2度話かけていることになります。

このような疑問をぶつけるのであれば、過ぎたものは帰ってこない貴重な相手の時間を常に取ることになります。
それなら、最初から一度自分で調べてわからないところを明確にし、1回で聞いた方がいいですね。

では、次に【質問】の例を見ていきましょう。

【質問】の例1

YouTubeで稼ぐために〇〇さんが一番必要だと思うことはなんですか?

これは「一番」という具体性があり、回答もしやすく、求めていた答えが明確になりますよね。

自分の場合は、「考え方」(自己啓発)が大事だと思います。確かにターゲット(視聴者)の考え方やテクニックも必要ですが、結局これらを考えたり継続するためには、やればできるということを理解した上で行動に移さないと続かないと思っているからです。

なるほど💡
まずは考え方なのか!

さらに、「どの本が一番参考になりましたか?」なども良いですね。
答えがハッキリし、物事を解決に導いています。

【質問】の例2

YouTubeの視聴者維持率が低い部分をどのように改善したら良いのかわからず悩んでいます。
と言うのも、1度は調べてみたのですが、改善するためには下がっている部分を極力無くすと他の人は言っていました。
ですが、そうすると必要だと思う部分も消すことになってしまいそうです。
下がっている箇所についても動画を何度も見たもののどのように改善したらいいかわかりません。
自分ではその部分を削除した方がいいと思うのですが、◯◯さんはどう思うでしょうか?
それとも削除以外に、テロップの色を変更したり、セリフを変えたり、他に改善点はあるのでしょうか?

これも具体性がありますよね。

YouTubeの視聴者維持率が低いことについて、一度は自分で調べ、自分の考えを含めた質問しているので「具体性があり、物事を解決に導く行為」になっています。

このような質問をされた場合は答えやすくなります。

疑問レベルの質問は、自分が何を問題点か捉えていないため、成長速度が遅いんです。

逆に自分で問題点が何かしっかり捉えて、落とし込み、質問してくる人の成長速度は早いです。

ここまでで「疑問」と「質問」の違いは分かりましたでしょうか?

次は、YouTubeに限らず全てにおいて「質問」を考え抜くことの重要性についてです。

「質問」を考え抜くことの重要性と「疑問」は人をダメにする

質問を考え抜くということは、疑問を質問レベルに昇華させることで問題点を自分で把握することができます。

抽象度の高い疑問は、自分でも把握できていないことが多いのと、相手に伝わりにくいので結果、自分も相手も困ってしまいます。

YouTubeを通して、情報発信をしていく上で疑問を質問に落とし込むという行為は絶対に必須です。

その理由は、視聴者、読者などの悩みを先回りして解決してあげることで自分のファンになってくれたり、信用が上がり、商品などを紹介した時に「この人がおすすめするなら」と購入してくれる可能性が高くなるからです。

自分の問題点を把握できないのに、視聴者の問題点、悩みを考えられるでしょうか?

つまり、自分の問題点を分かろうとしなければ、相手の問題点がわからないですし、良質な発信にも繋がらないと言うことです。

「疑問」のデメリット「質問」のメリット

「疑問」を問いかけることで発生するデメリットとは?

  • フワッとした投げかけで誰も得しない
  • 相手の行動のハードルが高くなる
  • 返信するまでに色々と調べる必要があるので時間がかかる
  • 積み重ねで「考えることが多い、時間も取られる・・・」となって返答が後回しになりがち
  • 相手の時間を取ることでどんどん印象が悪くなる

「質問」をすることでのメリットとは?

  • 自分の置かれた状況や、自分を大きく変えることができる
  • 相手に良い印象を与える
  • 相手の行動のハードルが下がる
  • 返信がしやすいので短時間で回答できる
  • その積み重ねで、この人には「すぐ返したいな」と思えるようになる

こう見ていただくとわかるように、「疑問」ばかりだと思っている以上に悪い方向へ行きます。

よくTwitterなどのDMで「疑問」を投げてかけてきて、

なんで、答えてくれないんですか!?
答えられないんですか?

と言う人もいるんですけど、返ってこないのは自分のせいなんです。

そこに気づかないと、今後も返事は返ってこない可能性が高いです。

では、どうしたら「質問力」が上がるのか?

質問力を上げる方法

それは、「疑問」をとにかく視覚化していき、ググったりして自己完結できる問題か、相手に聞いた方がいい質問かを判断していくことが大事です。

頭で考えた時にわかりにくければ、一度文字に起こして書いていくと整理できます。

最初は漠然とした疑問が浮かびますよね。

そのあとは、

この疑問から自分は何を知りたいんだろう?

と一度考えてみて下さい。

そして、それが調べることで自己完結できるものなのか?できないものなのか?考え、質問に昇華していきましょう。

例えば・・・

動画を見てもらいたいんですけどいいですか?

と言う「疑問」を問いかけようと思ったら一回考えましょう。

タイトルは大丈夫だろうか?

説明欄は大丈夫だろうか?

タグは何をどのように入れたらいいのだろうか?

視聴維持率を上げるための動画を作るには構成をどう変えたらいいだろうか?

そもそも、動画として流せるものになっているのか?

効果音やBGMを入れた方がいいのか?

セリフを入れた方がいいのか?

サムネイルはこれでいいのだろうか?

ライバルチャンネルと違うところはどこか?

動画を見てもらいたいんですけどいいですか?」

から、これらの疑問、質問が思い浮かんでくると思いますが、例えばさらにここから

人気動画のようなサムネイルにして色、文字を真似してみたのですが、思うようにクリック率が上がりません。
Twitterなどでは、サムネイルを似せると良いと言われていたのでやってみたのですが、あれはどういうことなのでしょうか?

今回の動画ではセリフを入れていないのですが、セリフを入れた方がいい理由やメリットはあるのでしょうか?

このようにもう一段階深掘りして質問にするといいですね。

そもそも、動画として流せるものになっているのか?

このような疑問は、疑問にもなっていないですよね。
YouTubeにアップしている時点で動画として成り立っていますから。

ですので、疑問が浮かんだらそのまま投げかけるのではなく、一度その疑問を深掘りして自分で調べられるところは調べる。

そして、相手が答える内容を極力1個にしてあげる。

究極は、「はい いいえ」 で答えられるような質問が最高です。

なので、これらを考えながら疑問を質問に昇華してみてください。

まとめ

あ、自分は普段、疑問ばかり相手に投げかけていたかも・・・

と思えたのであれば、ここから変えていきましょう。

過去は変えることはできませんが、これから先の未来は行動次第で変えることができます。

それに、一回二回で向上できるものでもないです。

自分が、今

あ、「疑問」を相手に投げかけたかも・・・

と思えることの方が重要です。

そう思ったのであれば、次からは同じことを繰り返さないようにすればいいだけ。

疑問が思い浮かんだら、一度この疑問から自分は何を知りたいのだろう?と深掘りすることを忘れないでください。

確かに疑問を投げかけることはとても楽です。自分は考えなくていいのですから。
丸投げすることによって相手に考えさせる手間をとらせてしまっていることも忘れないでください。

ビジネスだけではなく、普段の生活、知人などでも共通しますが気をつけないと知らないうちにあなたの評価は下がり、声をかけられなくなったり、仕事がもらえなくなったり、アドバイスなどをもらえなくなっていきます。

1、疑問が思い浮かぶ
2、この疑問から本当に知りたいことはなんだろう?と考える
3、自分で調べられることは調べて深掘りする
4、どうしてもわからない部分が出てきたらそれを質問する

この流れを覚えておきましょう。

あと、

疑問を深掘りしたけど本当にこれが質問になっているのだろうか?
聞いていいのかな・・・

と思って聞けなくなってしまっては本末転倒です。

何も進みませんし、成長しません。

何度も自分で深掘りして、疑問を質問にすることを繰り返すこと質問力が上がり、相手の喜ぶ、負担にならない質問ができるようになります。

ですので、とにかく疑問が出てきたら自分で調べてみる。

これを繰り返しましょう。

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