今回は「1動画1テーマ」という考え方がYouTubeの収益アップに影響する…というお話です。
言い換えれば、「1動画複数テーマ」にすると収益が下がる可能性が高くなるということです。
理由としては、「1動画1テーマ」にすることで視聴者に伝わりやすくなるからなんですね。
それが、再生数の向上、回遊率などを含めチャンネルの評価に繋がるため、収益アップになります。
では、なぜ「1動画1テーマ」だと視聴者に伝わりやすいのか?
なぜ、「1動画複数テーマ」ではダメなのか?
具体的なお話をします。
なぜ「1動画1テーマ」がいいのか?
理由は、視聴者が今すぐ知りたいことは1つだからです。
特に検索から動画に辿り着く人の9割以上は知りたいことの解決策を求めています。
つまり、余計な情報は邪魔になります。
そして、「1動画1テーマ」にすることでのメリットもあります。
メリット
・必然と視聴者の滞在時間が長くなる
・1本の動画をしっかりみてくれるため動画の評価も上がりやすい
・チャンネルの統一性も合わせて考えることで求めている人に届くため、chの回遊率が上がる
など、、、つまり、チャンネル全体の高評価に繋がるためインプレッションの向上や再生数にも影響が出ることになります。
とはいえ、関係性のあることなら詰め込んでも良いんじゃない?と思うかもしれません。
僕も最初はそうでした。
そう思って1動画にいくつも関連性のある情報を詰め込んだことがあります。
ですが、この「関連性」の考え方を間違えると視聴者が離れてしまうので気をつけてください。
「関連性」に注意
例えば、「漫画」のジャンルに参入したとしましょう。
ここではわかりやすくするために作品は「ワンピース」で説明します。
調べてみると、ワンピースの「キャラクター」についての需要があったため「キャラクター考察」の動画を作るとします。
さて、ここでキャラクターのことを知りたい視聴者に向けて1本「キャラクター考察」の動画を作るわけですが、この動画の中に
1、ワンピースのオープニングの感想
2、伏線の考察
3、敵も味方も30人以上の情報
これらを詰め込んだらどうでしょうか?
キャラクターについて知りたいのでBGMの情報部分など知りたいこと以外の部分は飛ばされることが予想されます。
つまり、1本の動画で飛ばされるシーンが必然と多くなるため、視聴者維持率、平均視聴時間の低下にも影響します。
結果、動画自体の評価が下がってしまうのです。
キャラクター1つとっても、
・ルフィについて知りたい人
・ゾロについて知りたい人
・サンジについて知りたい人
人によって違います。
1本の動画の評価を上げ、インプレッションを向上させ、さらに再生数を稼ぐのであれば1動画1キャラ(1テーマ)で解説した方が好きな人の心に刺さり、届くということです。
さらにチャンネルのコンセプトを「キャラクター考察」として決めておくことで先ほどの1〜3にキャラクターと関連性のある情報があれば回遊させるための動画を作成できます。
例えば、ウソップを題材にして回遊率を上げるなら・・・
■キャラ考察
・ウソップの鼻が高いのはなぜ?その驚くべき理由とは?
・ウソップが嘘をつく意外な理由は?隠された作者のメッセージ◯選
・ウソップの武器はなぜゴムパチンコなのか?あまり知られていない家系に隠された秘密
■回遊率アップ
・あまり知られていないオープニングに隠されたウソップのネタ◯選
・そげキングになった理由とは?〇話に隠された伏線がヤバい!
・実はウソップと親密な関係があった?〇〇〇〇(キャラ名)のセリフと服装に隠された謎
ここで考えたのは適当ですが、こんな感じでテーマを別々にすることで回遊率をあげ1本1本の動画の評価を上げることができます。さらにそれがチャンネルの全体評価にも繋がります。
また、暇つぶしとして動画を観にくる視聴者でも「1動画1テーマ」が良い理由は、人間の脳は常に1つのことしか考えられないからです。
そこで、「1動画複数テーマ」がなぜおすすめできないのか?をお話しします。
では、なぜ「1動画複数テーマ」ではダメなのか?
その理由は、人は一度に複数のことを考えるとストレスが溜まるからです。
タスク管理の記事を覚えていますか?
ここで、「人の脳は別のことをやろうとした時にストレスを感じます」と言いました。
また、「切り替えコスト」の話もありましたね。ありましたね。
そして、「努力の方向性を絞ること」でお見せしたこの図も思い出してください。
つまり、複数のことを同時に行うマルチタスクと同じことを1つの動画の中で行うと、人の意識は混乱し
この人はいったい、何を言いたいんだ?
となって集中力が分散してしまうのです。
話が脱線してあちこちに行くと、せっかく作ったのに結局伝わらないですし、視聴者にとっても謎が残り後味が悪くなります。
つまり「よくわからなかった動画・・・」と言う印象が残るため「また見にこよう!」と言う気持ちが生まれず、その後のチャンネルの低評価にもつながります。
ですので、「1動画1テーマ」で1本1本求められているものをしっかりと伝えることが大事なんです。
コメント