別ジャンルへ参入するときに成功確率を上げる応用視点「他のジャンルで活かすことはできないか?」

今回は、チャンネルを立ち上げる際に成功確率をアップさせる「応用視点」について。

「他のジャンルで活かすことはできないか?」

この考え方を常に念頭においておかないと、いくらチャンネルを立ち上げてもコケる確率が高いところで勝負することになるので覚えておきましょう。

早速ですが、リサーチしているとゲームジャンルでこんなのを見かけないですか?

これは、テスタのゆっくり実況というチャンネルですが、当たるところを狙ってやっています。

特に切り口。

・ぶっ壊れ
・バランス崩壊
・理不尽
・小ネタ
・もし実在したら…

など、他のゲーム系チャンネルでもバズっている切り口をそのままモンハンに持ってきているんですね。

つまり、むやみやたらに動画ネタを作っているのではなく、事前にリサーチした上で当たる確率の高いネタを選んでいるということです。

必然的に、伸びやすい動画になるのはわかりますよね。

ただし、この切り口の応用視点は何でもかんでも適当に真似をすればいいというものではありません。

「とあること」を意識する必要があるんです。

意識するポイントは「2つ」あります

目次

ポイント①「共通点」を見つけること

1つ目は「共通点」

わかりやすく言えばジャンルやカテゴリーです。

先ほどの「モンハン(モンスターハンター)」のジャンルは?「ゲーム」ですよね。

カテゴリーは?「ハンティングアクション」

ワールド設定は?

世界観は?

このように、ベースになっているものを考えます。

特にジャンルの「ゲーム」。

この考え方は「抽象化」という作業です。

「モンハン」という作品は<ゲームの枠内にある

このように他のジャンルでも「抽象化」という作業をすることで共通点を見つけることができます。

そうすることで、

他のゲーム作品でもモンハンで使った切り口が使えるんじゃないか?

と考えられるわけです。

他にも、アクション、RPG、ホラー、ガンアクションなどの共通点を合わせて考えておきましょう。

そうすることで「武器」「魔法」「伏線」などの共通ワードも見つかりやすくなります。

ポイント②「テーマ特有のワード」を見つけること

2つ目は「テーマ特有のワード」

先ほど「武器」「魔法」「伏線」などの共通ワードといった部分に関係してきますが、「テーマ特有のワード」を見つけることで濃い視聴者属性に刺さりやすくなります。

つまり、その作品をプレイしている、見ている人の「共通認識」部分です。

ファンだからこそわかる」という部分。

その中でも特に再生数が取りやすいのはどれか?

そのジャンルの伸びやすいテーマを探しましょう。

例えば、

ゲームのモンハンなら・・・

・モンスター
・武器
・防具
・ボス
・スキル
・トラウマ
・地雷

特に「地雷」はプライヤーなら共通認識としてわかります。

この「地雷」とは武器のことではなくプレイヤーを指す言葉です。
そして、実際に「地雷」を扱った動画は伸びやすいです。

他にも、競馬なら

・騎手
・種牡馬、牝馬
・有馬記念
・八百長

など。年1イベントの「有馬記念」を取り扱った動画は伸びやすいですし、種牡馬系も伸びやすい傾向にあります。

わからなければ、事前に参入ジャンルでよく使われるワードを箇条書きにしてみましょう。

その上で、競合をリサーチすると伸びている切り口やテーマ、ワードがさらに見えてきます。

では、ここまでのお話を含めて、実際に「共通点」「テーマ特有のワード」がわかりやすい事例を見てみましょう。

事例1 ゲーム

ドラクエ研究者 ゼロ(ゆっくり解説はじめました)

このチャンネルはドラクエ特化。
そして、さまざまなワードで再生数をとっています。

1つでもこのようなチャンネルを見つけたら、別のゲームでも似たような切り口やテーマ特有のワードが使われていないか調べてみましょう。

ゆっくりバイオハザードch

ゆっくりバイオ研究所

こちらはバイオハザード特化。

まるピンクのカービィ解説

こちらは星のカービィ特化。

「コピー能力」はテーマ特有のワードですね。

安定した再生数をとっていますが、

カービィの中ではラスボス系が伸びやすい傾向がありそう・・・というのもわかりますね。

他のジャンルだとラスボスは伸びないけれど、テーマ特有のワードが伸びやすいとか、最強ランキング系が伸びやすいとかあるので、作品別に何が伸びやすいか事前に傾向を見ておくのは必須作業です。

外れにくい切り口やワードで動画を作り、成功の確率を高めて失敗の確率を下げるようにしながらさらにバズりやすい部分を見つける。

YouTubeはほとんどこのパターンです。

ここがわかると、「YouTubeで収益化条件の達成までは作業です」といっている意味がわかると思います。

事例2 スポーツ

キッタプロ野球研究所

野球ざんまい

ゆっくり野球界隈の話

これを見ると「大誤審」は伸び安いのがわかります。

ちなみに野球は「魔球」が伸びやすいです。

NBA Times /NBAタイムズ

暗黙のルールとかは他でも使えそうですね。

ジョーのボクシング解説

ボクシング特化。

スポーツでは野球とバスケを取り上げましたが、サッカーやラグビー、アメリカンフットボールなど別のスポーツでもいけるかもしれない・・・と考えられます。

そして、ボクシング。

ジャンルとしてはスポーツですが、格闘技であり、戦うスポーツ、バトルという点で他に共通するものはないか考えましょう。

K-1とか柔道、プロレスなど色々ありますよね。

さて、ここまでは「同じジャンル」での考え方を見てきました。

そうすると、

他のジャンルを見るときは使えないの・・・?

という疑問が生まれるはずです。

そこで、垣根を越える際の考え方についてお話しします。

ジャンルの枠を超えて応用するとき

同じスポーツという枠を超えて使えるパターンもあります。
ただし、ジャンルの垣根を超えて使用する場合は成功するか失敗するか「やってみないとわからない」という状態になる可能性があるので少しだけ慎重になる必要があります。

成功確率を上げるためには、ここで一回参入ジャンルでも垣根を超えた切り口が実際に使われて伸びているか?YouTube上で検索してその動画を探し出す必要があります。

つまり、

1、スポーツで伸びている切り口があったのでストック!
2、リサーチして車の需要があったので車ジャンルに参入しようと考える
3、スポーツで伸びていた切り口は車でも使えるか?と考える
4、実際にYouTubeの車ジャンルでスポーツで伸びていた切り口に近しいものをやっているchがあるか調べる
5、あれば参入!なければ保留!

このような流れを考えます。

特に5番で、切り口を使っているchがなかった際にどう判断するかですが・・・

そのジャンルで賭けをして、ファーストペンギン、、、つまり1番のポジションを築くか。それとも他が出てくるのを待ってその波に便乗するまで待つか。という判断になります。

実際は、すでに伸びているchがいても、いなくても、やってみないと伸びるかわからないので自分で判断基準を決めておくのがいいですね。

僕の場合は、

・参入する前の時点で他に優先的に参入できそうなジャンルがあればそっちをやる。
・もし、他に候補がないのであれば賭けに出る。

大体この2択にしています。

ですので、他のジャンルに参入するときはそのジャンルで伸びる切り口が使われているかどうかを必ず事前に調べましょう。

例えば、先ほどのこの部分。

・ぶっ壊れ
・バランス崩壊
・理不尽
・小ネタ
・もし実在したら…

ゲームのモンハンチャンネルで使われていたものですが、ボクシングの動画に使われていたのわかりましたか?

モンハンでは「ぶっ壊れ武器」
ボクシングでは「ぶっ壊れボクサー」

両方とも伸びています。

「共通切り口」+「テーマ特有のワード」

になってますよね。

こういう視点を持つと他ジャンルでも成功確率を上げられます。

さらに、

・騎手
・種牡馬、牝馬
・有馬記念
・八百長

競馬のこの部分では「八百長」というワードは抽象化するとギャンブル全体で使えそうです。

ギャンブル以外でも、ボクシングやK-1などの格闘系、スポーツにもありそうですよね?

そうやって俯瞰した視点から可能性が見えたら、実際に調べてみましょう。

そして、やるかやらないかの判断をしましょう。

最後に

今回の「応用視点」でのポイントをおさらいしましょう。

「共通切り口」+「テーマ特有のワード」で考える視点
共通認識」部分を意識すること。
実際に参入ジャンルで伸びているものはどれか?探す

特にこの3つは常に意識してリサーチしてみてください。
そうすることで、当たる確率の高い動画ネタを考えることができるようになってきます。

また「サムネイル」でも使えるので覚えておきましょう。
見返していただくとわかりますが、似たようなサムネイルになっていませんでしたか?

また、YouTube以外のビジネスでも使える考え方なのでぜひ覚えておいてください。

例えば、

・YouTubeでの切り口が何か商品を販売するときのキャッチコピーに活かせたり
・実際に販売されている人気商品のパッケージに形を寄せたり
・電車などで見るポスターの見出しを他で活かしたり

目で見えるもの、目で見えない考え方など他に応用できることは数多くあります。

この視点を持っているだけでも、かなり周りに差をつけられますので今回の応用視点をどんどん使っていきましょう!

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