色々な事を学び、知識をつけていくと自分でも気付かないうちに専門用語を使ったり、難しい言葉を使うようになっていきます。いい例が、医者や先生。
そういう立場の人たちに共通するのが「相手が理解できていないことに気付けない」という点。
今回は、視座が高くなっても一歩間違えると人が離れていく、あまり一緒にはいたくない人になってしまう・・・というお話をしようと思います。
視座は見る位置。立場。
それが高いかどうか。という意味。
つまり、
・高層ビルの上が視座の高い人
・1階の人が視座の低い人
こう考えるとイメージしやすいかと思います。
地面から離れ、高いところにいる人ほど下に見える範囲が広い。
1階の人は自分の元しか見えない。
でも、ここで高い人の欠点がある。
それは、広い範囲は見えても、足元が見えなくなること。
つまり、高いところに行ったが故に今まで肩を並べていた人と話が合わなくなったり、話す内容が違うことで合わなくなるのです。
もちろんメリットもあります。
一緒に視座が高くなった人たちとは話が合いますし、自分に合った環境を作りやすくなります。
ただ、ビジネスの内容によっては足元が見えなくなることがデメリットになることもあるんです。
それが医者や先生など。
全てではなく、あくまでも「一歩間違えると」です。
患者さんや生徒など、自分とは知識も技術もかけ離れた人に伝える時に、自分主体で考えてしまうと相手に伝わらないため、どんどん人が離れていきます。
しかし、ここに気づいていれば逆に言葉を噛み砕いて伝えることができるため人に好かれたり、周りに人が集まるようになります。
つまり、どれだけ寄り添えるか。
いついかなる時も自分主体で話すのではなく、相手の知識や経験がどれくらいあるのか?「相手主体」で言葉を選ぶように意識してみてください。
そして、これは実は逆のパターンでも言えるんです。
ビルの下にいる人がビルの上にいる人へ何かを相談する時です。
どういうことかというと、視座が高い人からは見えない部分があるため、下にいる人のやっていることを全て把握はできていないことがある。ということです。
ビルの下にいる人は、「上にいる人は全て把握しているだろう!」と思うかもしれませんが、その考え自体が危険ということです。
だろう、そうであってほしい・・・という考えはあくまでも思い込みや理想であって相手が本当に理解しているかは確実ではありません。
なので、どんな時も「相手主体」で言葉を選ぶようにしてみてください。
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